私は「売上げをあげれば、それでいんだろ!?」という偏った考えをベースに、マネージャーという立場でチームマネジメントを行っていました。
その結果「売上げはつくれても、仕事が全然楽しくない」という、なんだか心が乾ききった状態に突入していきます。
部下からも、そして私自身からも、日に日に笑顔がなくなっていくのがとても辛かったものです。
しかし、「辛いのも仕事のうち」という間違った思い込みから、本当の自分の心をごまかして生きていました。
さらに、妻から「淳ちゃんがいると、家がおかしくなる!」と言われ、自宅の近所にアパートを用意されそこで暮らすことになりました。
自分自身の気持ちに偽りがある状態では、家族や従業員(仲間)との良い人間関係が築けるはずもなく...
「これでもか!」と、愛を注いだ(ハズ)の部下が、私の悪口を言いながら辞めていくことも日常茶飯事。
また、唯一の上司であった社長との関係は、言葉にするのもハバカレルほど悪化し「誰もわかってくれる人がいない!」と嘆きながら、私の心は完全に壊れていったのでした。
しかし、辛い想いをしたのは、他の誰のせいでもありませんでした。
社内の人間に自分の「想い」と「経営戦略」をうまく伝えられていない、私自身が原因だったのです!
(うまく伝えられないから、ルールと信賞必罰でのみ人を動かそうとした。そんな私は陰でヒトラーと呼ばれていたのです)