1. 経営者とスタッフがわかりあうことの難しさ
  2. 33 view

経営者とスタッフのコミュニケーションを難しくしている5つの理由

読了時間 約 4 分

理美容院の経営・店舗運営に欠かせないもの。

それは“経営者とスタッフのコミュニケーション”です。

 

コミュニケーションがうまく取れているのか?

とれていないのか?

 

この点は、売上げ・スタッフの成長・離職率・コストなど、経営の全てに多大な影響を及ぼしますね。

しかし、多くの経営者・幹部の方は『頭ではコミュニケーションが大切』とわかっていても…

案外『スタッフとのコミュニケーションは得意だよ!』と言い切れる方は少ないものです。

なぜ、コミュニケーションをとるのがとか“難しい”とか“面倒くさい”と感じてしまうのでしょう。

ボク自身が。

そして、多くの経営者・幹部のお悩みに応える中で気がついた点を5つにまとめてみました。

 

 

経営者とスタッフのコミュニケーションがうまくいかない!よくある5つの理由

 

単純に話していない(対話の絶対量不足)

ある程度の期間、会社・お店がうまくいっている時によくみられるケースです。

『“話したくない”とは思っていない。ただ、他のことで忙しかった』という理由で、大切なコミュニケーションを後回しにしていくパターンです。

会社・お店の経営が、ある程度うまくいきだして、一定の期間がすぎると、そこに油断ができます。

経営者・幹部から見ると『みんな頑張ってくれているなぁ』と、なんとな~く感じている状態。

そんな時には、色んなことが甘くなって『まぁ、大丈夫か…』と、本来はしっかり伝えなくてはいけないことを、言葉にしなくなります。

 

逆に、会社・お店の中に問題が噴出している時の方が強制的に『話す必要性』があります。

『出店してすぐの期間は、みんなでよく喋っていたけど、なんか最近は喋っていないなぁ』と感じるような方は、まさにこの『順調だったからこそ、対話が減っていった』に当てはまるかもしれません。

 

ちなみに、この状態が続くと、急に会社・お店にピンチがやってくるように感じます。

普段から対話を通して、お客様やスタッフとの間に起こる“小さなことに気がついている”と、問題を最小限でクリアにしていくことができます。

しかし、一つひとつは小さいことでも“数多く溜め込んだ状態”だと、問題が表面化した時に衝撃も大きいのです。

 

 

「どうせわかってもらえない」という思い込みがコミュニケーションを無くした

経営者、スタッフ。

どちらにも、「どうせ言ってもわかってもらえない」「どうせ言っても変わらない」という思い込みがある状態。

あなたも一度や二度は、仲間に感じたことがあるかもしれません。

経営者・幹部ならスタッフに対して、

『どうせ言ってもなぁ…やらないだろうなぁ』とか『どうせ言っても、言い返してきたりするだろうなぁ』と。

スタッフなら
『どうせ相談しても、また社長に同じことを言われるんだよなぁ』とか『相談しろって言うけど、どうせ言っても店長に私の気持ちはわかってもらえないよなぁ』と。

『言ってもどうせわかってもらえない』という思い込みは、ボク達のコミュニケーションを妨害する、最もシンプルで最も強力な壁です。

しかも!

多くの場合、『言ってもどうせわかってもらえない』と思っている人は、実は全くと言っていいほど、『相手に伝えていない』のです。

過去に言ってもわかってもらえなかった時の記憶が、頭の中でリピードされているだけで、実際は言っていないのですから、伝わるはずがありません。

 

スタッフの話しを“面倒くさい”と感じてしまい、聞いてられない

スタッフの口から出る不平不満、愚痴、悩みが、聞き手の経営者・幹部にとっては『あまりにもどうでも良いこと』に聞こえてしまう時に、『めんどくさい』と感じます。

このケースを体験する人は、自分で考えて、自分で決める。
という、ある程度自立している人に多いものです。

行動力があって前向きな人ほど、スタッフから出る言葉が『めんどくさ〜い』と感じます。

『めんどくさい感を出さないようにしている。うまく隠せている』と、本人は思っていますが、周囲の人は敏感にその空気感を感じ取っています。

そのため、日頃からのコミュニケーションが希薄になり、とるべきコミュニケーションをとろうとした時に、うまくコミュニケーションが進まず苦しむことになりやすいものです。

 

裏切られてきた…というトラウマが邪魔してコミュニケーションを取る気にならない

『これまで、大切に思っていたスタッフが辞めていった。自分が目をかけていたスタッフ、夢を語り合ったスタッフが、自分にとってあんまり好ましくない退社をしていった…』

こういう経験をすると、無意識のうちにスタッフと“心の距離”をとってしまうものです。

『一生懸命伝えても、どうせいなくなるかもしれないしなぁ』と、感じているのです。

すると、コミュニケーションをとるのがバカらしくなってしまうわけです。

⑤反論されたり、要求された時に“キレてしまいそう”な自分がいて、コミュニケーションが怖い

スタッフは、時としてあなたが持っている『常識』と、かけ離れたことを口にすることがあるでしょう。

その考えを受け入れ、なおかつ話し合いを進めるマインド&スキルを持っていないと…

『ナニもわかっていないお前が、ナニを言ってんだ!💢』とか『状況見て言ってるの?フザケてるのか💢』

と言った具合に、自分が切れてしまいそうになることを予想します。

その予想通りになったら、良いことなんて一つも無いのはわかります。

その予想を現実化させないための手段が『話さない』という策です。

もちろん、問題の先送りになるだけで、解決に至る道ではないのは、言うまでもありません。

 

まとめ

経営者がスタッフとのコミュニケーションを難しくしている5つの理由を読んで、思い当たることはありましたか?

経営者・幹部がスタッフとの上質なコミュニケーションを通して、一緒に会社やお店を良くしていくためには、現在抱えている『コミュニケーションの痛み』に向き合う必要があります。

もし、思い当たることがあるなら…

安心してください。

問題の数だけ、解決方法も用意されているからです。

経営者とスタッフがわかりあうことの難しさの最近記事

  1. 理美容院の経営者・幹部に必要なコミュニケーションスキルとは?

  2. 経営者とスタッフのコミュニケーションを難しくしている5つの理由

  3. 同じ場所で違う景色を見ている

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP