読了時間 約 2 分
理美容院の経営者・幹部に必要なコミュニケーション方法。
それは
- “考え”
- “気持ち”
- “行動”
の3つの分野を、対話している相手とスムーズに交換できるコミュニケーション方法です。
ボクはこのコミュニケーションを『真実のコミュニケーション』と名付けています。
意志の疎通がうまくいっているコミュニケーションと、そうでないコミュニケーションを観察してみるとよくわかります。
あなたが伝えたいことがちゃんと伝わった!
そう感じられる対話は、(あなたの)考え・気持ち・行動の3つの分野が(相手に)うまく伝わっている。
あなたが聞き手の場合は、相手が考えていること・感じていること・相手の行動が、しっかりと受け取れているはずです。
うまくいっていないコミュニケーションでは、こうなります。
- あなたが伝えたい考えが、相手に理解してもらえていない。
- あなたの気持ちを感じ取ってもらえていない。
- あなたの行動が認められていない。もしくは、無視されている。
逆に、あなたが聞き手の場合は
- 相手の考えが、あなたは理解できない。受け入れられない。
- 相手の気持ちがわからない。寄り添えない。
- 相手の行動が認められるものではない。もしくは、認識さえしていない。
理美容院の中でみる、コミュニケーションに関して特に多い問題
理美容院の中で行われるミーティングや、バックルームでの会話を聞いていると、その殆どが
『考え』だけを喋っている
ことに気がつきます。
『私は、こんな気持ちを感じている』という話しをしていないのです。
殆どの理美容師さんは、感受性が強く、お客様の“気持ち”を汲み取ることを大切にしています。
しかし、部下・後輩・上司など、仲間に対しては、驚くほど『考え』だけで喋っていることが多いのです。
また『感情』の中でも“ネガティブな気持ち”を正直に伝えられる人は、とても少ないものです。
人間は、モノゴトを『考え』だけでは判断しませんね。
むしろ、殆どのことを『気持ち』に従って決断しています。
- 楽しそう!
- ワクワクする!
という感情から動き出すこともあれば、
- 怖い
- 悲しい
という感情から動くこともあります。
(感情について理解し、表現するトレーニングを行っていないと、感情と考えがゴチャゴチャになってしまっている方も少なくありません。嘘みたいな話しですが、自分が“気持ち”を話しているのか、“考え”を話しているのかわからなくなってしまうのです。)
『行動』の原動力とも言える『感情』を、言葉にするというのは、人間関係を豊かにしていくために、とても大切なことです。
あなたが
- どんな考えを持っているのか?
- どんな気持ちを感じているのか?
- どんな行動を選択しているのか?
相手が
- どんな考えを持っているのか?
- どんな気持ちを感じているのか?
- どんな行動を選択しているのか?
この3つの項目が、お互いにやりとりされてこその“コミュニケーション”なのです。
そして、人を育てながら、お客様に喜びをお届けする理美容院の経営者・幹部にこそ、真実のコミュニケーションは必須となります。
この記事へのコメントはありません。