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こんにちは。
「中小企業に対話を🗣」と。
静かなる情熱を燃やしてるコミュニケーション・クリエイターJです。
部下が「先輩によって教え方が違う」と言ってきた場合どうしたらいいの?というお悩みに答えているYouTubeです。
お時間があればぜひ、記事を読む前に視聴してみてください。
本記事ではこの動画の中で少しだけ語られている、世の中は
- 不合理(道理・理屈に合っていないこと。筋の通らないこと。)
- 不公平(公平でないこと。片寄りがあること。)
- 不平等(平等でないこと)
ということを「部下に教えましょう!」ということについて深堀りした記事です。
人材育成やチームマネジメントに関わっている経営者・経営幹部・ビジネスパーソンには、ぜひ一緒に考えてもらいたいテーマです。
また、お子さんがいる読者の方で「子供にはたくましく生き抜く力を身につけてもらいたい」とお考えの方も、ぜひ家族で話しあってみるコトをオススメします。
この記事はボクの個人的な見解や日々を綴ったものです。お役立ち記事ではないので、すべて「noindex」にしてGoogleのロボットが巡回しないようにしています。
記事の信頼性を担保する情報
- 1,000人以上の人間関係に悩む経営者・幹部にコミュニケーションを伝授
- 経営者・経営幹部・ビジネスパーソンに対話と人間関係の仕組みを伝える企業研修を提供
- これまでにのってきたご相談を100にまとめた〈相談実例100選〉あり
社会を教えることで部下育成・チームマネジメントの軸を持つ
この記事を読むことで、部下育成・チームマネジメントの『軸』について考えることができます。
また、このテーマについて社内(部署内、チームメンバー)で話すと、一緒に働く仲間の考えに触れられると共に、あなたの考えを共有しやすくなります。
世の中は3つの「不」があるから面白い
ボクが思うに、世の中は
- 不合理(道理・理屈に合っていないこと。筋の通らないこと。)
- 不公平(公平でないこと。片寄りがあること。)
- 不平等(平等でないこと)
な場所です。
「良い悪い」ではなく、「これが自然なこと」という捉え方です。
そして、この「自然なこと」を部下には絶対に教えておく必要があると考えています。
なぜなら、部下成長の根幹に関わるからです。
「不」があるから、ビジネスの中に創意工夫が生まれる
で、世の中が不合理で不公平で不平等なことは、大人なら誰でも知っていると思います。
しかし...
それが許せない!という人がいます。
いや、もちろんそういう人がいるのも世の中です。
「それでは社会が良くならない」という考えもわからなくはない。
けど、それなら社会活動家とか政治家になるべきです。
- ビジネスをしてる
- 商売をしている
顧客のいる仕事をしている人は、3つの「不」を受け入れ、その中で挑戦することを楽しみに変える力が必要です。
「不」があるから、ビジネスの中に創意工夫が生まれるとも言えますよね。
お客様があなたの会社やお店のサービスを購入するのは「心」が動いている証拠です。
購入に至るまでのプロセスの中には、道理合っていないこと、公平でないこと、平等でないこと"しか"存在していない。
そう言っても過言ではありません。
社会はの3つの「不」を部下に教える時に大切にしたい3つのポイント
①「不」の原因は「人間が感情の生き物だから」というコトを教える
なぜ、世の中にはこんなに「不」が蔓延しているのか?
考えてみると、世の中を形作っているボク達人間が感情の生き物だからですよね。
ビジネスをする上で最も大切なのは、この「感情」についての理解です。
好き・嫌い
たったこの一つの「感情」で売上げが決まることもあります。
②「贔屓にされる」という分野が存在することを教える
若い人は、あまり「贔屓」の感覚が無いかもしれません。
(あくまでもボクの周囲の若い人だけかもしれませんが…)
ボクが子供の頃は、先生から完全に依怙贔屓されている真面目な子が、クラスに一人はいたものです。
商売というのは、顧客に「ご贔屓にされる」かどうかですよね?
贔屓にしてくれる顧客のことを「リピーター」と呼んでいたりします。
顧客側からしたら「絶対にあなたから買わなくてはいけない法律」があって、それを守っているわけではありません。
あなたから買うと良い気分になれる。
そう感じているから購入していただけるのです。
これがわかっていないと「ルール通りやってるのに、なんで私が叱られるんですか?」とか言い出す、怖い部下が出現します。
③働きやすく、成果のあがる職場にするために部下と対話してみる
「不平等や不公平だからって、何してもいい」わけではありませんよね。
感覚地ですが...
「不」が世の中に社内にも存在しています。
しかし、その大前提を受け入れつつ、納得感を感じている人が多い職場は、業績や従業員の定着が安定しています。
では、「納得感」を感じるためにはどうしたらいいのか?
それを決めるのはコミュニケーションの有無です。
こんなこと教えて「部下が辞めたらどうすんじゃい!」という声に。
仲間が会社を去るつらさ、寂しさ。
もちろん、ボクも腐るほど味わってきました。
その後に襲ってくる「あ~、あの時こうしてあげたら良かったのかも…」という、後悔というか罪悪感というか...
もちろん、もれなくセットでお腹いっぱい味わってきました。
で、こんな気持ちをたくさん味わってきたからこそ、部下には真実を伝える必要性があると思っています。
どれだけ、ルールを整えても100点のルールもなければ、仕組みも無いんです。
人間のやることだから...
で、その人間がやることの中で無料でできる尊いことと言えば誠実な対話だと思うんです。
この話しをして辞めてしまう従業員さんは、きっとビジネスの世界に合っていないし、あなたの会社のプラスにならないかもしれません。
その辺の境界線を明確にすることも大切です。
実はみんな平等だった!
社会は、不合理・不公平・不平等です。
その社会に生きる私達はみな、同じ『不』の条件のもとで働いています。
なので、全員が同じ条件だから公平で平等と言えます。
ということは、仕事をする。
顧客に喜んでもらう。成果を上げる。
これらは全て、キャリアの有無は関係なく"自分次第"と言えます。
自分の選択・決断が自己の成長を決めると言えますね。
まとめ
社会にはわざわざ表記されていないルールがあります。
なので、当然どんな会社にも表記されていないルールが存在します。
それが「先輩によって教え方が違う」といったようなコトです。
ちょっと極論ですが…
もし、全員が同じように動いて、同じサービスを提供することに魅力を感じるなら、マクドナルドのような世界的チェーン店で働けばいいと思います。
その「選択」も自由にできる世の中です。
あなたには、あなたのいる業界・会社の中でたくましく生き抜く術を部下に教えることができます。
教える責任があります。
上手に教えるためには『部下の目から見えている会社はどんな風に映っているのか?』
例え、わからなくても良いんです。
ある意味では他人の観ている世界を「わかるわけ無い」とも言えます。
それでも「上司が理解しようとしてくれている」
その姿を見て、部下は「信頼」を寄せてくれます。
そして「上司が観ている世界を理解しよう」となって部下は成長していきます。
まずは身近な仲間とコミュニケーション!
顧客に贔屓にされるとは?
どんな「不」のルールがあって、その見えないルールはどんな顧客の「気持ち」から生み出されているのか?
みたいなことを、社内で話し合うところからはじめてみてください。
経営者・経営幹部の方の個人的相談にのっています。